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| やれやれ……おや、子供は何処へ行ったのだ？ 子供なら、ほれあそこだ。 |
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| ……何とも、大物よの。 これかぼちゃ、どいてやれ。 重くてうなされているではないか。 |
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| くくくっ、心配性な事だ。 放っておけ、何れ目覚めるであろうよ。 |
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| 全く、子供というのは目の離せぬものだな。 その様なことを言っていると、また拗ねるぞ？ ……既に拗ねているのではないか？ |
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| コウモリしゃ〜ん！ | |
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| これ、不用意に触れるでない、危ないぞ。 | |
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| なんだかんだと言いながら、黒猫も気にしているのではないか。 ……コウモリ共は我が使役するもの、 触れられたくないだけだ。 ……そうか？ まあ黒猫は素直でないからな。 お話し混ぜてでし〜、抱っこして欲しいでし〜。 |
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| おお、よしよし。 ほれ、抱っこをしてやるが良い。全くもって懐かれたものだ。 それは黒猫も同じ事ではないか。 ……それで、この子供、どうしよう？ |
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