〜海賊露姫と結良王子〜
露姫「呼んだ〜?」
出たなイロモノ姫。
これで似合うところが凄いよ。
結良「ろっ、露姫様!?」
露姫「そーだけど。貴方誰?」
露姫様はこの格好で近くの船を襲撃し、小銭を奪い取るのが最近お気に入りの遊びなのです。
露姫「ふふふ、飛びなさい、今チャリンッて音がしたわ!」
みたいな。
小銭狙いなのは被害を最小限に抑えるため。
あとは宝飾品なんかお城にゴロゴロしてるし興味ないから。
結良「露姫様、差し出がましいようですがそんな危険なことはお止めください」
露姫「大丈夫よ、家の船しか襲わないし。お金も後でちゃんと返してるわよ?」
結良「そう言うことではなく。一国の姫ともあろう方が、供もなく出歩くこと自体が危険なんです」
露姫「もーうるさいなぁ。離してよ」
暖簾に腕押し、糠に釘。露姫の耳に説教。
露姫「聞く耳持ち合わせてません♪」
結良、実力行使に出る。
結良「行かせませんっ」
露姫「ちょっ……もー困ったなぁ。誰かこの人何とかしてよ〜」
結良「それはこっちの台詞ですよ……」
露姫「ふふふ、いつか本物の海賊になってやるわ。そして愛しのジャック船長に会うのよv わくわくだわ」
(うっとり……v)
結良「誰ですかこの人に『パイレーツオブカリビアン』見せたのっ!」
そんな訳で海賊ブームの露姫様。
ちょーどキャプテンセシルが出た頃のことでした。
露姫「諒圭、諒圭。キャプテン捕獲してきて!」
むりです。
露姫「じゃー眼帯だけでも良い」
と言うわけでこうなりました。