無事に姫を救い出した紫貴提督。 (と言うよりもキャプテン・ロキの気まぐれで返してもらった) 「助けてくれてありがとう。恐かった」 到底そうとは思えない口調と表情で命の恩人たる紫貴にしがみつく。 「ご無事で何よりです」 答える提督は本気で嬉しそうです! |
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「姫……私にはまだやらねばならないことがあります。あの憎き海賊を殲滅しなければ」 「えー、行っちゃうの?」 「お、男には行かなければならない時がある……だからお願い、離してください」 提督が何だか泣きそうですよ? |
「ふう……邪魔な人質もいなくなったし、これで心おきなく戦えるな!」 海賊の台詞じゃないよね、それ。って言うか何のために人質とったの。 |
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「それよりもお前、その武器は何だ!?」 「ライフル」 「さらっと答えてんじゃねぇ、卑怯にも程がある!」 「だって日本刀じゃ不満そうだったから」 「だからって重火器を持ち出すな!」 「えー重火器って程じゃないでしょ、これ。ホントは海賊らしく大砲とか欲しかったんだけど」 「何処に置く気だ」 「ミサイルランチャーも欲しいね」 「同意を求められても困る」 |
あまりの大人げなさに呆然とするちびっこ提督。 「くっ、案の定構えることも出来ない癖に……」 だからそこはツッコまないでってば! |
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「と、言うかだな」 「うん……」 「画面と場所の都合上、こんな近場で実は争っているわけだが」 「近いよね」 「俺もお前も、武器が構えられない」 「間の距離よりも武器の方が長いからね」 この日、海賊と提督の睨み合いはいつまでも続いたそうな。(突然昔話風) 実はこの場合最も有効な武器は大砲よりもまず懐剣だったって話。 |
「ここまでお付き合い下さった方、ありがとうございました〜」 「こんなアホ話によくぞ最後まで……」 |
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「あー面白かった。またやりたいなー。 今度はどんなシチュエーションにしよっかな」 ご満足いただけたなら幸いです。 |
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〜おまけ〜 「持てるもん!」 微妙に浮いてるけどね。 |