やっと帰ってきてくれました、華南ちゃんですv

「お迎えは紅彩姉様と同時期だったのに、諒圭のドジの所為でこんなにお披露目が遅れたんだよな?」

スマヌ!!

「一言かよ……」
織夢に次ぐ、我が家の見下し系ですv

「訳の分からない系統が確立されているが、良いのか?」

良いの、見下し系とイロモノ系だけだから。

「やな系統だな」
うん、この見下しッぷりは流石おるるんの弟v

「血の繋がった姉弟だからな」
ところが一転、儚げな美人さんに!
華南ちゃん、女の子バージョンは全く見下さないよね。

「……まあ、紅彩姉様の妹である間はな」

くーちゃんに怖がられるもんねー。

「いや、むしろ俺が見下せる人じゃないだろう」

……それ言うとおるるんは見下せるみたいじゃん。
「違う。織夢姉様は先陣きって見下す」

……おるるんったら。
ある時は女の子、またある時は男の子。
而してその実体は!?

「……実体も何も、ただの中性体」

だそうです。
おるるんの実の弟で、紅彩の義理の妹。
養子に行ったんだよね?

「そう。見目麗しいから見初められて」

……マジ?

「嘘」

……何だよもう。
しかし天使だの中性体だのヘタレだの、うちにはまともな男の子がいないなぁ。

「誰の所為だ?」

私です。だって好きなんだもーん。

「じゃあ文句言うな。……ところでするっと流したが、ヘタレはまともに男だろう。それこそうちで最初ッから男なのはあれだけだろう」

綉京も元は女の子だしね……。




そんな訳で華南ちゃん、やっとお披露目です。
姉想いで割と常識人、稀純とミカと仲が良いようです。
うちでは少年トリオ扱い。

男女どっちにも見える子が欲しくて。
かつ半目も前々から一人は欲しくて。
カスタムとメイクを繰り返した挙げ句、
やっとお披露目に至れました。

華南(かなん)をよろしくお願いします。