Yeonたんが来た!!
の巻。




そんな訳で海を越えてやって来ましたぱーと2.
名前読めません。イェオンさんでしょうか。
ヤ行におけるエ段に相当する文字は
日本にはありません。
うちでの名前は杁泰(いりやす)です。
イリヤとかリヤとか呼びます。
音は霧秋に合わせました。
音だけで考えた名前だけど、イリアスって
ギリシャの最古の英雄叙事詩らしい。
関係ないけど何の意味もないよりは素敵だ。
最大最古の古典なんて素敵じゃないか。
外人面でも海越えて来ても日本名で日本人設定。
多分大学生。きっと霧秋と同じ学校。
学科は違いそうだけど、高校からの友人とかで
つるんでればいい。
……そして一言も喋ってくれません。
無口と言うよりやる気がないんです。
霧秋が何かと面倒見てそうです。
「別に。アイツ抜けてるから俺がフォローしてる
くらいだけど?」

おぉ、やっと喋ってくれた。
ほう、そんな力関係でしたか。
「……いつまで続くのこれ。うざい」
ホンットにやる気無いな君はー!
ウィッグは基本茶系になりそうです。
ボアウィッグとかも欲しいね。
「……何でも良いけど」
「それよりちゃんとしたボディのが欲しいかな」
そうね、それは早急に手を打ちましょう。
そんでいきなりネコミミウィッグの洗礼。
これで君も立派な月鳴館の住人だ。
「意味分かんないし」
嫌がるでもなく淡々とこなしてくれます。
どーにもこーにもやる気無いね。
目が死んだ魚レベルだ。
「いざという時は煌めくかもよ」
マジっすか!?