入学式or卒業式?
       〜とにかく何でも制服祭!〜






軽くカッコつけてみるミカちゃん。念願の女の子とツーショット!
ミ「この花を……君に」
り「いらない」
ミ「がーん!」
めげずに接近。そっと手を伸ばしてみる。
梨音ちゃんは『なんだコイツ』的な冷めた視線です。
頑張れミカちゃん! 恥ずかしくて顔も見れないヘタレでも
きっといつか良いことがあるよ!
こちらは露姫様(が)誘惑の図。
し「しっ、ししし失礼します……」
ロ「良きに計らえ」
どっきどきの紫音くん。
全くめげない、打たれ強いミカちゃん。
流石やられキャラ。

ミ「第一印象から決めてました!
(だって他に女の子いないし!)
付き合ってください!」

り「嫌です」
ミ「即答ー!?」
し(うわー何か良い香りするー
うわーどうしよードキドキするー
このまま口説きてー!)


緊張の余りキャラが壊れてきてる紫音くん。
れ「僕も混ぜるでし!」
し「え、家族の肖像ですか!?
そんな俺達、子供なんてまだ早……」

れ「俺の女に手を出すなでし!」
し「俺、間男ー!?」
れ「手を出すなら俺の屍を越えていけでし!
決闘でし! 白い手袋を叩きつけるが
良いでし! さあ!」
し「持ってませんー!」
れ「不戦勝で僕の勝ちでし〜!
手を引くでし!」

し「そんなぁぁぁぁぁぁ!」
それでもめげないミカちゃん。

ミ「リンゴお好きですか」
り「リンゴだけいただきます」
ミ「何でー!?」
り「食べ物は粗末にしちゃいけないって
言われてるから」
ミ「じゃあもっと! あげるから
俺と付き合ってください!」
り「……そんなにリンゴ
好きじゃないの」

ミ「ショッキング!!」
り「……仕方ないわね」
ミ「!!」

何とボランティア精神に溢れる梨音ちゃんが、
自ら腕を組んでくれました!

凄い嬉しそうな顔のまま
硬直するミカちゃん。
ドキドキ。
ミ「ああこれでやっと俺も
小さな恋のメロディーが出来るんだ!」


舞い上がってセクハラ行為に及ぶ
ミカちゃん。
露姫様による平和的解決。
ロ「トーテムポール!」
れ・し「何か違うと思う……」

でもまぁ、良いか。
し(抱っこできるし)
れ(抱っこされてるし)

何だか皆満足げ。
ゴスぅッ!

所変わってこちらは、ミカのセクハラ行為に
堪忍袋の緒が切れた梨音ちゃん。
いきなり脳天に手刀かましました。
コレで終われば良かったんですが……。
梨音ちゃんはそんなに甘くありません。
力の限り首絞め始めました。
り「いい加減にしなさいよ? 私の握力なめないで、片手60sよ」
ミ「スイマセンッした! ごめんなさい! 窒息死しちゃう!」
り「間違ったわ、握力120sよ、片手でリンゴ握りつぶせるわよ」

ミ「ひいぃぃぃぃぃぃぃ! いや、なんかもうホントスンマセンでした!
俺如きが調子こきました!
ってかそこまで握力強いと首の骨折れるんじゃないですか!?
絞殺じゃなくて! どっちにしても俺死んじゃう!」
り「分かればいいのよ、分かれば」
ふっ☆と髪をかき上げる梨音ちゃん。
ミ「あの、それでまだ首根っこ掴まれてるんですが……」
り「2度目はないわよ?」(グッと力込め)

ミ「ひいぃぃぃぃぃぃぃ! はい! 肝に銘じておきます!
寛大な措置を感謝いたします!」



可愛くなってもいじられキャラ。
可愛くなってもヘタレはヘタレ。
可愛くなっても不幸体質健在。




おまけにもういっぺーじ♪