〜絵本を読んで2〜

そんでもって翌日。




潤「ちーちゃんちーちゃん、絵本読んでください
ですぅ」


散花「うん、良いわよ」

散花の姿を見るなり嬉しそうに駆け寄ってくる
潤に、散花の表情も緩む。

しまった、潤を着替えさせるの忘れた。
散花「『めでたし、めでたしー』」
潤「もう一回読んでくださいです〜」
散花「も、もう一回……?」

既に何回も繰り返している様子。
困り果てて周りを見渡せば、そこに稀純の姿。
困惑しきった視線で助けを求めれば、
すぐに近付いてきてくれる察しの良さ。

稀純「よー、潤。何してんだ?」
潤「ちーちゃんにご本読んでもらってたです」
稀純「へーそうか、良かったなー。
俺にも見せてくれよ」

潤「きーくんもご本読んでくれるですか?」
稀純「おー、それでも良いけど……」
ちらっと散花を見れば苦笑が返ってくることから、
既に何回も繰り返しているのだろうと知れた。

稀純「それより違うことしないか?」
潤「違うこと?」
稀純「おぅ。この前の祭でいっぱい新しい
ウィッグ買ってもらったんだろ? 見せてくれよ。
俺達も新しいのつけるからさ」

潤「はいですぅ! 見せてあげるです、
待ってて下さいですぅ!」

稀純「おー。慌てなくて良いからな、転ぶなよ」
潤「はいですぅ!」
散花「すみくん、ありがとう……助かった」
稀純「別に構わねーよ、こんくらい。それより物は相談なんだが」
散花「なに?」
稀純「ウィッグ交換してくれ。これ新しいヤツだろ?
俺もたまには男物使いたい」

散花「あぁ、何だそんな事。勿論良いよ」
そしてこうなりました。
稀純「ちぃ、言っちゃ何だがお前それ似合わない」
散花「自分でも分かってる……まさかこんなに似合わないなんて……(´・ω・`)」
稀純「まぁアイの所為もあるだろ、落ち込むなよ」
散花「すみくんの方が似合うんじゃない?」
稀純「勘弁してくれよ……」
で、結局こうなりました。
潤「お待たせです〜」
稀純「おー、可愛い可愛い。似合ってんじゃんお下げ」
散花「うん、うるちゃんによく似合ってる」
潤「えへへ……嬉しいですぅ」

余りの可愛さに激写しまくった。
やっぱ潤は黒髪が似合います。
稀純「よっし、こっち来いよ」
潤「はいですぅ」

稀純ちゃんはちっちゃい子抱っこするのが好き。

潤「他にもあるですぅ」
稀純「じゃー、次はそれだな」


今回の写真で使用のウィッグは全部、
この前の祭でゲットした福袋の中身です。
更に続きますぜ。