入学式or卒業式?
       〜とにかく何でも制服祭!〜





紫音くんが隣に来た途端、露骨にムッとするミカちゃん。
ミ「何でこっちなの!? 梨音ちゃんが良い!
セーラー! ルーズー! リボンー!」

し「梨音、コイツの側によるなよ? 変態だから」
ミ「変態じゃないもん! 可愛い女の子が好きなだけだもん!」
し「俺だって女の子だよ! 同じ顔なんだから良いじゃないか!」
ミ「良くないー! 学ランなんかやだー! セーラー! セェェェェラァァァァァ!!」
し「あーうるさい! 小公女かよ! そんなにセーラーが好きなら自分で着ろよ!」
ミ「やだー! そんなこと言ったら嬉々として露姫が着せてくるだろー!?
アイツこの学ラン着る気満々だったんだから!」
所変わってこちらは女の子が
2人仲良くおしゃべり中。

り「ねー新しいクラスどうー?
今度、数学の担当がやなヤツでさー」

ロ「こっちは下僕になりそうなのが
5,6人いるからまあまあってとこね。
でも現国がムカつくのよ」

り「えー下僕いるの? 今度クラス
遊びに行って良い?」

ロ「いーわよー。数学サボっても
進級できる裏技教えてあげようか」

り「マジでか! 頼みます!」
れ「僕も入れて欲しいでし〜」
一人放置されてた蓮華が淋しくなって参戦。
勿論、女の子の方。
ちゃっかり露姫様の膝枕ゲット。
女の子達が楽しそうなんで、ミカ達も混ざりに来ました。
でもミカ軽くハブられてます。本気で淋しそうな顔してるよ……。
ミ「なぁ、ところで本気で俺達は入学と卒業とどっちなんだ?」
ロ「間を取って2年生進級」
ミ「マジでか! じゃあ俺達は桜の下で何してんの!?」
ロ「赤点取りまくったけど無事に進級出来たぞ記念宴会」
ミ「オイィィィ! どんな裏技使ったんだ!?」
ロ「補習も授業もバックれまくって、単位も出席日数も
足りなかったけど無事に進級出来たぞ祝い」

ミ「エエエエエエエ! 何ソレどんな裏技使ったんだよ!?」
れ「両手に花でし〜」
ミ「いーなー! 俺も! 俺もそれやりたい!」
り・ろ「殺すぞ?」
れ「幼児だから出来る技でし! いたいけで無垢だからこそ
許されるんでし! 不純な大人はすっこんでろでし!」
ミ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!
ひどいよひどいよー!
アイツだって充分、不純じゃないかぁ!
あんな事言う幼児なんかいねぇよ! アイツホントに3歳児かよ!」

遂にミカちゃんつっぷし泣き。
ロ「うざぁ〜」
り「あらあら、あんな格好で泣いてると……」
り「蓮華の格好のおもちゃよ?」
ミ「うわぁぁぁぁぁぁぁんっ!
人の背中でふんぞり返るなよーっ!」

れ「ふふふ、小さくたって頭脳は大人! 迷宮無しの名探偵でし!」
ミ「キャラ違う! キャラ違うから!!
ってかやっぱり3歳児じゃねーんじゃん!」
れ「お馬さんでし! ゴール直前はこういう格好でし!
はいよーしるばーでし!」

ミ「お前何処でそんなこと覚えてくるんだよー!
嘘でも良いから誰か慰めてくれよ!
どういうことだコレ!」
遂にミカちゃん、やさぐれる。
ミ「ふんっ! グレてやる、悪い子になってやる!」
り「あらあら、またそんな格好してると……」
り「蓮華に襲われるわよ?」
王様降臨!!
ミ「ぎゃああああああああ!
苦しい苦しい! 腹の上に座るんじゃねぇぇぇぇぇ」

れ「さあ! 重しになるから腹筋するでし!」
ミ「腹筋違うから! 確かに頭の後ろに手あててるけど腹筋じゃないから!」
れ「大丈夫でし、最初は苦しくても段々気持ちよくなるでし」
ミ「脳内麻薬でも出てんの!? ってか腹筋の話だよね!?」
れ「初めてでも優しくするから大丈夫でし」
ミ「腹筋の話ですよねー!?(汗)」
れ「体は3歳児でも、その気になればヤることヤれまし」
ミ「腹筋の話じゃないんですかー!?」
り「まあまあ、蓮華ったらやんちゃなんだから」
ミ「いやいやいや! そんな可愛いもんじゃないだろ!?
つかマジ苦しいから! 胸の上で胡座かかないで! 何か心臓ドキドキしてきた!」

れ「それは恋でし。照れるでし」
ミ「明らかに違うから! 絶対違うから! ってか俺攻のはずー!」
れ「気のせいでし」
ミ「マジですか!?」
ロ「……つまんなーい、ミカばっか楽しそうに遊んで……
紫音、梨音、おいでーv」

り「はーいv」
し「えっ、い、良いんですか?」
ロ「両手に花ーv」
り「わーい露姫様といちゃいちゃーv」
し「いっ、良いんですかー!?(ドキドキ)」




まだ続きます。